バネ設計で用いられる用語
ア行・カ行・サ行
コイル平均径(コイル中心径)
タ行・ナ行
縦弾性係数(ヤング率)
棒の断面に働く垂直応力と単位長さ当たりの伸び又は縮みとの比。
記号:E,単位記号:MPa 又は N/mm2
ねじりばね・板ばね等のばね定数の計算で用いられる定数。
ハ行・マ行・ヤ行・ラ行
ばね指数
コイル平均径を線径で割った値。
記号:c
線径記号:d、コイル平均径記号:D より自動車業界では『D/d(ディバイディ)』と呼ぶことがある。
ばね指数が4〜22は通常の加工が可能ですが、この数値外のばねはコイリングが困難となります。
ばね定数(バネ定数)
ばねに単位変形量(たわみ又はたわみ角)を与えるのに必要な力またはモーメント。
製造工程で用いられる用語
ア行・カ行・サ行
オーステンパ
タ行・ナ行・ハ行
端面研削
主として、圧縮コイルばねの端面を研削する加工で、直角度を良くすることにより荷重の偏心、座屈などを防ぐことを目的に行われる。 密着長の減少、ばね端末による相手部品の損傷を防止するなどの目的もある。
低温焼きなまし(低温焼鈍)
内部応力の除去又は材料の弾性限、耐久、疲れ強さなどの諸特性の 改善及び形状の安定化を目的として行う低温加熱処理。
トーションマシン
ねじりコイルばねのコイル部と腕部を成形する機械。