タ行・ナ行・ハ行
端面研削
主として、圧縮コイルばねの端面を研削する加工で、直角度を良くすることにより荷重の偏心、座屈などを防ぐことを目的に行われる。 密着長の減少、ばね端末による相手部品の損傷を防止するなどの目的もある。
低温焼きなまし(低温焼鈍)
内部応力の除去又は材料の弾性限、耐久、疲れ強さなどの諸特性の 改善及び形状の安定化を目的として行う低温加熱処理。
トーションマシン
ねじりコイルばねのコイル部と腕部を成形する機械。
バレル研磨
ばねを研磨材などと一緒に容器に入れて回転又は振動させることによって、ばり、スケールなどを除去する加工。
ブルーイング
スプリングの外観及び耐食性を改善するために、加熱によって表面に黄色または青色の酸化膜を生じさせる熱処理。低温焼きなましと同じ目的の処理を示すこともある。
ベーキング
鋼に電気メッキ又は化成処理等を行うと鋼中に水素が侵入し水素脆化が起こる。
この脆化を取り除くためにメッキ後できるだけ早い時期にスプリングを200℃に加熱し、2〜4時間保持して水素を追い出してばねのじん性を回復させる処理。